全英オープンは毎年7月の中頃に開催されるゴルフのメジャー選手権の1つで、イギリスではテニスのウインブルドン選手権と並んで最高峰のスポーツ祭典とされています。
第1回大会は1860年にスコットランドのプレストウィック・ゴルフ・クラブで開催され、戦争などの理由により何度か中止を挟んでいますが、150年以上も続いている世界で最も歴史のあるゴルフのトーナメントです。
日本やイギリス以外の国では「全英オープン」や「British Open」と呼ばれていますが、現地での正式名称は「The Open Championship」で、略して「The Open」と呼ばれています。
正式名称には開催地の名前が入っていないのは、1895年にアメリカで全米オープンが開催されるまでは世界で唯一のゴルフのオープン大会であったためで、全英オープンがいかに由緒ある大会であるかが分かります。
毎年開催する地区を変えながら実施されており、2016年の大会で145回目の開催になります。
ゴルフの全英オープンというとトップクラスのプロゴルファーが世界中から集結し、4日間白熱のプレーを見せてくれます。ショットやアプローチ、パターなどのハイレベルなテクニックの応酬は、観客を心から魅了してくれるでしょう。
だからこそ世界中のゴルフファンが、毎年7月の時期になると1日目がスタートするのを心待ちにする理由も頷けます。この全英オープンには、当然ですがたくさんの見どころがあります。
世界的なスター選手たちが難コースをいかにして攻略するかがカギになりますし、雨や風などの天候面も考慮しながら攻めなければならないのです。もちろんライバルたちの実力は相当なものですし、いかにトップでフィニッシュできるかが見どころです。
そしてもちろん日本人プロゴルファーがどこまでいけるのかも、この大会の注目ポイントです。近年はあまり良い成績を収められていませんが、優勝とは言わずとも何とか一桁の順位で終わらせて、日本人だけでなく海外のファンも驚かせてもらいたいものです。
ゴルフの4大メジャーといえば、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロです。その中でも全英オープンは世界最古のゴルフのオープントーナメントです。
第一回は1860年10月17日に開催されています。戦争などで中止を挟みながら毎年開催する地区を変えて実施しています。1990年以降は5年に一度、ゴルフ聖地と言われるセント・アンドルーズで開催する事が慣例となっています。
ただし、2005年に限っては違いました。本来は2006年にセント・アンドルーズででの開催の予定でしたが、ジャック・ニクラウスがこの大会を自らのメジャー完全引退と定めたことから、2005年の一年前倒しで開催されました。
メジャー大会の中で最も歴史、権威のあるトーナメントです。開催日程は2016年7月14日~17日の期間、スコットランド南西部の街トゥルーンの「ロイヤル・トゥルーン・ゴルフクラブ・オールドコース」にて開催されます。12年振りで2004年に続き9回目の開催コースです。